Rica's Redのインク作りに挑戦 -2- 2004/2/8

油抜きしたインクだけで、とりあえず刷ってみることにする。

その後、仕入れた品々を調合して、更なる深みが増すのかどうかをチェックする。

銅版画のインクと油絵の具だけよりも、リト用インクを混ぜるほうが、圧倒的に安くなるからである。

アタシは、まだ小さい版しか作っていないが、大きい版になると、インク代もかさんでくる。

独自のインクを混ぜることにより、色もよくなるらしいのだ。

本当なのか、チェックしなければならない。

磨き上げた銅版を、まず、しょうゆで洗う。

その後、セッケンで洗い、乾かす。

おおっ。天使が笑っているぜ。

混ぜ合わせたインクはこんな感じ。

結構いい赤である。

しかし、版画にすると、ずいぶんと透明な感じになる。

謎なのよねぇ。この色の魅力というのが。

まず、溝(凹)の部分にインクを入れてゆきます。

紙や布である程度、表面のインクを拭き取ります。

表面を、紙で、更に磨き上げてゆきます。

カリスマ様のように、手の平の、大きいところを使って、ゆっくりと、紙をすべられてゆきます。

おおっ。力の入れ具合で、結構、手の平の部分でも、滑ってゆくことが判明しました。

あんなに早くは動かせないです。

やはり、親分は、尊敬されるだけの実力があるっすね。

おおっ。ピカっと来ているぜ。