◆◆◆ お菓子のリボンと麻糸のミイラ(習作) ◆◆◆

 銅版のサイズ  縦20cm×横10cm

            

 印刷枚数  *** 枚
 作成日   2003年12月
 

 銅版画の技法 お菓子のリボンを巻いた銅板を腐食・

初回の巻き→腐食→巻きなおす→腐食→巻きなおす→腐食(30分・30分・20分)

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先日頂いた、最中のお菓子には、リボンがついていた。

こんなので腐食したらどうだろう。

ビニールテープは、巻いた面が、銅板にピタっと、貼り付くので

まあ、作れるとは思っていたのだが、腐食液が、銅板に染みてきてしまう場合、

どうなるのか。

他の作品の刷りに没頭していたアタシは、銅板を腐食していたのを忘れてしまう。

この紙のリボンは、腐食液の中でドロドロとし始めており、銅板は、全体がドロリとした感じになっていた。

失敗?

5分とか、10分なら、きっと、線がでたはずなのだ。

お菓子のリボンは、もう使えないので、先ほどの麻糸(一度捨てた奴を拾い上げ)を巻いてみる。

おおっ。麻糸の方はバッチシ腐食される。しかも、やはり、丸い気泡のような後もできている。今度は、皮のヒモや、タコ糸、つり糸も試してみよう。

え?これって、シリーズなの?

たはははは。

でもまあ、一部に入れたりするのも面白いかなと思う。

線や面だけの版画よりも、糸のデコボコした感じが、柔らかくて、ヂッと近づいて作品を見つめてしまう、不思議に魅力を持っているのである。

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