◆◆◆ 陶芸・粘土コーナー ◆◆◆

藝大公開講座 テラコッタで塑像を作る 

北郷 悟. (きたごう・さとる)先生に教えていただきました。

また、メインのご指導は、奥田真澄先生を中心に、増田先生、藤川先生に教えていただきました。

先生方、ありがとうございました。

2005.月.

藝大の願書をもらいに行った時に、『願書は今は配布していませんけど、公開講座の受講案内ならあります』

と守衛さんに言われ、頂いた来た。

おおっ。テラコッタで塑像を作るかぁ。

フレスコ画というのにも心が惹かれたが、とりあえず、野焼きに失敗し、大いに凹んでいたということもあり、受験票を出してみる。

運良く、通学権利をゲット。

結構な競争率らしい。何といっても、天下の藝大で、直々にご指導を賜れるのだ。

一生の思い出である。

このときにセンセイに教えていただいたのは、粘土の肉付けの方法、もう一つは、裾の始末である。

この二つのテクニックにより、私の造形技術は、この後飛躍的に向上した。

粘土作品と比較すれば、ホントウに上手くなったというのが、本人の感想である。(自我自賛モード)

最初の日の朝は、カンタンなスライドにより、

『芸術自由』について、北郷センセイから説明がある。

「ありのまま」というだけでなく、創作をするということにおいて、自由な発想を(作品に)いれこむということが大切です。

と締めくくられた。

この、『芸術自由』という言葉は、解りやすく良い言葉なので、私も、アート初心者と名乗るお客様や、中学生がアトリエを訪ねてきたときに、話すことにしている。

現実とは違う何か(不思議なもの、面白いもの、異次元のもの)が、作品に現れるというのは、同いう事なのか?

芸術とは何か?

自由とは何か?

創作の根本を考えさせられる時間でもあった。

テラコッタは、20キロが各自に配られ、最初の2日間は、モデルさんがやってきて、みんなの前に座ってくれる。

なるほどねえ。

モデルさんを見ながら作るというのは、やったことがない。

手足の長い、美しい女性で、2日間、12時間に渡るポーズ取り、ありがとうございました。

中央がモデルさん。

初心者の人が失敗しないように、なるべく固まりのようなポーズを取らされる。

また、同じポーズだと疲れてしまうので、

横に寝そべったポーズも間に挟み、交互にポーズ取りをするという段取りだった。

なるほどねえ。

モデルさんがポーズを取っている間は、生徒さんたちは、必至に作り、モデルさんが休憩のときには、手を休めて、他の作品を見て回ったり、センセイにご指導を賜ったりもする。

雰囲気は和やかで、楽しい時間であった。

この頃は、まだ作品も全うだったよなあ。笑。

この後、中身をくりぬくという作業があり、

そこから作品は進化するというか、重力に負けるというか、笑いを取りに行くというか、

そういう作風に。

持ち込んだ道具入れ。

腰に巻いたりもするが、今回は、この足に巻きつけて利用。

シルバークレイ用の金属製の道具なんかも購入して現地に持ち込む。

細かい作業には便利と思う。

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