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004●絵は『どこ』で販売されているの?
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絵は、『画廊』で売っています。
銀座の裏道なんかを歩いていると、画廊があるじゃないですか。
入りにくい?
まあ、慣れですよね。画廊にも、イロイロあってね。
ハッキリ言って、ボッタクリ系もありますね。
それは、飲み屋でも、お姉さんのキレイ度と、お値段が比例しているとか、
そういう感覚に近いっす。そういうところもあるってことっす。
(バブル時代には、そういうお店も結構あったんです)
慣れてしまえば、どうということはありません。
マジメにいい筋のアートを扱っている画廊さんの方が多いです。
ミニスカボリス系画廊は、とりあえず避けておきましょう。
今回は、絵を買うコツみたいの、ご紹介しようと思います。
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普段から、見て歩く
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やっぱ、買う前には、イロイロ見て、相場とか、そういうのを自分なり掴むというところから始めます。
ブランドバッグだって、そうでしょう。
シャネルも、プラダも、ビトンも、エルメスも回って、どれも、この程度で●万かぁ。
などと、まず、値段に対しての覚悟というのをします。
そんで、この形のバッグを、予算は5万くらいでなんとか手に入れたいと、
予算を決定したアナタは、今度は、ネットで探したり、オークションを覗いたり、パリの本店まで
行ってみたりするでしょう。
アートを買うって、そういうのに近いっすね。
バッグのように、モノを入れて持ち運んだりはできないですけどね、
ヘソ繰りくらいは、隠せます。(→隠してないですけど)
ですから、『アート初心者だ』と名乗るアナタは、まず、絵の値段の相場というのを調べましょう。
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どこで調べるのか?
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あ、大切なことは、いきなり、ここで買ってはいけません。
モノには相場というのがあるんです。
デパートは、高いと決まっているんです。
ですからね、初心者は、デパートで絵を買ってはいけません。
デパートの画廊のいい所はね、値段が見やすいところについていることが多いのです。
無料で入れるギャラリーに、ちょろちょろと入ってゆきましょう。
そんで、『まあ、高いのねー。』『こっ、これが、18万円!』などと、(心の声で)驚きながら退散しましょう。
庶民のフツーの感覚だと思います。
アタシの調査によれば、最近では、有名作家さんのシルクスクリーンとか、リトグラフなんかは、
デパート価格は25-60万前後しますけどね。
場所にもよりますし、画廊にもよります。
初心者は、いきなりここで買ってはいけません。
大事なのは、品物と値段をキチンと見ることです。
油絵が、いくらで売られているのか。
版画が、いくらで売られているのか。額つきなのか、シート(額なし)なのか。
シートの場合は、額はいくらなのか。
有名な人なのに、安いときは、ダイヤモンドスクリーンなどという、
新しい方法で印刷した品かも知れません。知らないで、買わされること多いっす。
最初の号を思い出しましょう。
『アートの価値は、存在枚数と耐久性』です。
ダイヤモンドスクリーンなどと言っても、オフセット印刷よりも、多少キレイという程度なのです。
印刷枚数が800枚と書かれていたって、ホントかどうか知っているのは、画廊だけなんです。
それでも、お値段が、額付き2万8千円なので、気に入ったから買う。
というのは○です。
でも、『お値段が35万円』ということだってあるのです。
それは、アナタが、ダイヤモンドスクリーンに対する知識がなくて、オフセットとあまり変わらないということを
知らないからそうなるんです。
知らない技法で作られた作品は、とりあえず、購入を保留にして、自分で調べてから買うというのが
正しい購入方法です。
『これしかない?』と言われた?
800枚もあるんですから、どっかにはありますし、取り寄せてもらうことだって出来るんです。
価格の相場が解らないまま、画廊の言い値でアートを買うなと言っているんです。
アタシは、この前、『何でも鑑定団』で、ルイ・イカールの銅版画が鑑定されていたときに、値段を
ほぼ言い当てました。
作品には、相場というのがあってね、それは、『作家の知名度』と、『作品の画材』
によって、ある程度流通価格が決まっているモノなんです。
ですから、失敗したくないのであれば、アナタも、『相場観』をもつことが大切なんです。
調査に行っているんですからね。
値段にビビって退散するのではいけません。
シッカリと、チェックするのがポイントです。どうせ買わないのですし。
ここで大事なのは、デパート価格の半額位で買うことを目標にするということです。
そのためにも、品物をシッカリ見ておきます。
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